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高校生平和大使結団式in広島



こんにちは、兵庫のあおい、そう、ひなたです。🕊


今回は、2021年12月に行われた「高校生平和大使結団式in広島」についてご紹介します。



「高校生平和大使結団式in広島」って何?


結団式とは全国19都道府県、35名の高校生が広島に集結し1年間共に活動するメンバーと平和大使としての想いを共有したり確かめ合う会です。


本来は夏前に行われる予定でしたが新型コロナの影響で冬に持ち越しとなってしまいました。



高校生平和大使結団式in広島」では何をしたの?


<日時>

2021年18日〜19日


<活動内容>

1日目:被爆者の方からの講演

   18代高校生平和大使の方からの講演

   各県交流

2日目: 平和記念公園内をフィールドワーク

     広島原爆資料館見学




被爆者の方からの講演 1日目


私たちは、原田さんからお話を伺いました。少しご紹介します。

原爆を投下したことは”原爆神話”と言われてきました。『原爆を投下したことで多くの命を救った』そう伝えられてきました。

1995年米国では広島への原爆投下で使用したB29爆撃機「エノラ・ゲイ展」を巡り、原爆の惨状を伝える企画案に猛反発が起きました。

この論争が起こったスミソニアン航空宇宙博物館では広島、長崎の陳列品を展示するという話もあったそうなのですが、「アメリカに恥をかかせるホラー展示」と言われたこともあったと話してくださいました。

また1996年12月17日世界遺産リストに原爆ドームが登録されました。この登録までには海外からの様々な声と意見がありましたが5ヶ月間で約165万人の市民の署名がなされ登録に至ったそうです。

被爆国である日本に生きる私たちがまずは原子爆弾についての理解と原爆を取り巻く問題について関心を深め私たちから発信しなければならないと感じました。




2日目:<フィールドワーク>


フィールドワークが行われ広島の平和大使、署名メンバー、碑巡りガイドを務める高校生が記念公園内をガイドをしてくれました。同じ高校生が案内してくれた碑はとても新鮮でたくさん感じるものがありました。


    



この写真は身元がわからず引き取り手がない方のために作られた供養塔です。当時の広島市民は35万人うちの40%に当たる方々が犠牲となりそのうち7万人の遺骨が収容されています。

この中には朝鮮人や米軍関係者も含まれています。




  <平和資料館>


この資料館には、被爆当時の広島の写真や原爆で犠牲となった人々の遺品などが展示されています。

資料館では、投下当時作業をしていた子供たちの服や持ち物、原爆によって溶けた金属や原爆が投下された瞬間乗っていた自転車、遺体の下にあった弁当箱、そこに座っていた人の影が残った壁、朝鮮半島から連れてこられた人の生涯、有名な佐々木貞子さんの折り鶴などが展示されていました。

また、現在までの核に関する展示ブースにはウラン濃縮工場や原爆の模擬爆弾が落とされた場所についてのパネル、広島・長崎に投下された原爆の模型、原爆の人体への影響が書かれたパネル、海外での核に関する事件パネル、核兵器禁止への道のりが書かれたパネルなどがありました。



私は、この資料館で改めて原爆がどれだけ恐ろしいものでどれだけの人が苦しんだのかを感じることが出来ました。飾られてある品1つ1つにその人の思いや生活、家族の温かさが籠っていて、私は改めて核兵器の恐ろしさを日本に住む高校生としてではなく一人の人間として伝えていきたいと思いました。もちろん、高校生の私達に出来ることは少ないかもしれませんが高校生という立場から見た世界を世界に発信していきたいと思います。





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